子どもは「愛の確認ゲーム」をしている [育児・子育て]

親にとって困ったことをする子
親の言うことを聞かない子ども
親に反発する子ども
やんちゃをする子ども
乱暴な子ども
よその子をいじめる子ども
子どもは親の言うことをなかなか聞かないものだ

子どもにとってもどんなメリットがあるのか?
親に叱られたり、時にはお仕置きをされるにきまっている
なのに、解っていてどうして止めようとしないのか?
親も「いつもいつも同じことを言わせて、いい加減解ってもよさそうなのに!!」
と益々ヒートアップする

親子で一つのゲームをしているようなものだ
たいていは
子どもが仕掛けて、その仕掛けに親が乗り、
最後は子どもが泣いて終わるか
親が「アンタみたいな子は知らん!勝手にしなさい!!」
と捨て台詞を吐いて終わる
これを「愛の確認ゲーム」と名付けよう

子どもは一体何を訴えているのか?
「お母さん、僕を(私を)愛してる?」
「こんな僕(私)でも見捨てない?」と問いかけているのだ

この問いかけをしなければならないほど不安になっているのだ
「自分は欲望された存在なんだろうか?」
「自分は欲望されてこの世に誕生したのだろうか?」
「そして、今でも欲望されているのだろうか?」

自分の存在の根源に対する問いかけの前に立っている
もちろん、子ども自身も意識してはいないことだろう
子どもにとって母はすべてなのだ
世界のすべてだと言っても過言ではないのだろう
だから時として確認せずにはいられない
それほどまでに子どもにとって母は最大の欲望の対象、愛の対象なのである

ただ、悲しいことに、
母を困らせ、怒らせることでしかその愛を確認する方法を知らないのだ
否、それが一番母の愛を確認する方法だと知っているのかもしれない

ゆえに、
子どもが困ったことをする時、悪いことをする時は
母に愛を向け、母の愛を確認するゲームを仕掛けているのである


シニフィアン研究所のHPはこちら http://signifiant-lab.com/

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